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医師に聞く「健康診断で見つかりにくい危険な病気」TOP5

医師専用のコミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピア株式会社は、同サイトに参加する7万人の医師ネットワークに特別アンケート調査を実施し、医師の”生の声”を集めた(回答数1643)。「健康診断で見つかりにくい危険な病気は?」という質問で最も多くの声を集めたのは「すい臓がん」という結果になった。

■健康診断で見つかりにくい危険な病気は?

1位 すい臓がん

・進行するまで症状が無く、一般の健康診断でも早期がんは見つからない。予防としては、過度の飲酒を避ける。(30代、救急医療科、男性)
・健診の項目以外で腹部エコーやCTを追加で検査する。(50代、腎臓内科・透析、男性) ・癌家系だったり、多飲酒だったりする人は、かかりつけ医もしくはかかりつけドックを持ち、一般的な健診ではあまり見てもらえないエコー・腫瘍マーカーなども時々行う。背中〜脇腹の不快感があれば特に。(50代、産業医、男性)
・背部中央の違和感が続くようなら、CA19-9を含めて検査する。予防は節酒、バランスの良い食生活。(50代、一般内科、男性)
・飲酒、肥満による糖尿病を避ける、禁煙。(60代、一般内科、男性)

2位 精神疾患(うつ病など)

・不眠や食欲低下に伴って億劫感が出現した時には注意が必要。(50代、精神科、男性)
・ストレスチェックを定期的に実施する。睡眠時間を確保する。(30代、精神科、男性)
・予防としては、残業時間を月30時間以内にする。休みの日は仕事と全く関係のない過ごし方をする。(30代、精神科、男性)
・一般に精神疾患の場合は脳のリズムが乱れてきますので、睡眠・食欲といった脳の基本的な役割が乱れてきます。2〜3週間、毎日睡眠や食欲の不調があって、内科的に問題がない場合は精神疾患を疑った方が良いと思います。(50代、精神科、男性)
・精神状態のチェックもしてもらえる健診があると良い。(70代、一般内科、男性)

3位 脳動脈瘤(くも膜下出血など)

・脳ドックでしかわからないので、近親者にくも膜下出血等の既往歴があれば検査を。(30代、脳神経外科、男性)
・未破裂脳動脈瘤は基本的に無症状なので脳ドックしかありません。(30代、脳神経外科、男性)
・通常の健診では脳までの観察はしない。いつもと違う頭痛やめまいを感じたり、親族にくも膜下出血がいればMRI、MRAを受けること。(50代、一般内科、女性)
・脳ドックを定期的に受ける。塩分摂取の制限、定期的な運動などで血圧の管理を行う。(40代、リハビリテーション科、男性)
・高血圧があれば、食生活の見直し。それでも高ければ降圧薬の内服。(30代、形成外科、男性)

4位 胆管がん

・早期発見は極めて困難。エコー専門医でも困難なことが多いが健診でも腹部エコーはすべき。(50代、一般内科、男性)
・総胆管がんは黄疸が出るまで事実上診断ができなので、膵臓がん以上に見つけられないと思います。(50代、神経内科、男性)
・なかなか有効な方法はないと思うが、あえて言えばPETをうける。(40代、麻酔科、男性)
・予防策ははっきりとはわかっていない。たばこをやめる、健康的な食生活をする等。(50代、一般内科、男性)
・印刷業などの職業病の可能性が高いため、発がん性の高いインクなどを使用した経験がある人は、年に一度その専門医の検診を受けた方が良い。それ以外予防策は無いように思う。(50代、消化器外科、男性)

5位 睡眠時無呼吸症候群

・家族などに無呼吸があることを指摘されたら病院を受診するのが大事だと思います。予防としては、太っていれば減量するのが大事だと思います。(30代、呼吸器内科、男性)
・JESSにて自己チェックを行う。ただ、仕事等で長距離/長時間運転せざるをえない方はJESSの点数に関わらず受診し、必要に応じてSASの簡易検査を行うべきだと思われる。(30代、呼吸器内科、女性)
・予防は、肥満に注意する、就寝体位を工夫する。(60代、一般外科、男性)
・周囲にいびきを指摘される、昼間の眠気がキツイなどがあれば受診する。予防は、適正体重に保つようにする。(30代、皮膚科、女性)

<調査概要>
・調査対象:医師専用コミュニティサイト「MedPeer」に会員登録をする医師
・調査期間:2015年4月24日〜2015年5月1日
・有効回答:1643名 ・回答方法:全て択一選択式


2015/11/22 @DIME





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